裸足のプリンセス
父「気分はどうだ?ん?」
ニヤニヤしてくる父親。
『良い訳…ないでしょ…
なんでこんな酷いことを…!!』
涙を浮かべながら訴える私。
父「何故?
フッ…これがお前の運命だからだよ」
この人が何を言っているのか
わからなかった。
運命?
父「お前が…お前のその瞳が
全てを狂わせた。」
え、それ関係なくない?
ばかなの?この人は。
あ、私のお父さんだもの。
ばかに決まってるか!
…なんて
少し軽く考えてしまう。
父「お前が生まれなかったら…
美乃里ミノリは……!!美乃里は…!!」
美乃里…お母さん。
『お母さんは
あなたが殺したんじゃない!!』
父「違う!!
元はと言えばお前がそんな瞳で
生まれてきたからじゃないか!!
そんな化け物を…
美乃里は庇って。。。」