デス・ブレッド
 タッ タッ タッ
「 おい!!お前らそこで何をしている!」

 警察らしき二人の人物がやって来た。

ヤバイ、警察に見つかった!

「 あ、あの…
「 ごめんなさい。僕達すぐに帰りますね。」

 シンヤが言う前に少年が覆い被さるように言った。

「 そうか、それならいいんだが 」
 二人の警察官は険しい表情でもう一人の警察官が話始める。

「 そんな事よりぃ。変な人とか見なかった?細長い荷物を持った人とかぁ?」

さっきの銃声の事で犯人を探してるのか
長細い銃‥もしかして…

「 目撃者もいないもんだからよく知らないんだがな 」

 「 僕 犯人が誰か知ってますよ 」

「 !?本当か?」

 少年は警察官の方に近付く。

 「   それは…    」



      !!ザクッ!!
   「 僕自身だからだよ 」

ピシャ…
 血飛沫が飛び
 一気に首筋を斬られ呆気なく倒れてしまった

「 ヒッ! 」
 もう一人の警察官が悲鳴をあげる
 シンヤは何も出来ず立ち尽くす事しかできなかった

「 あぁ あ、
 まさか、ライフルとハンティングナイフを使うとは思わなかったよ
 余計な手間かけやがって! 」
!!グサッ!!

「 うぅ!?‥ゲホッ!ゲホッ!… 」

 辺りが血の海になる

全ての犯人はコイツだったのか

細長い銃‥つまりライフルで目的者を殺して逃げるつもりだったんだ。
だが、…‥

「 君も災難だよね 」
 少年がナイフをちらつかせ
 こちらに向かってくる

「 僕に殺されるなんて
 久々に面白いヤツを見つけたと思ったのに! 」


自分の目の前にナイフが迫ってくる

 怖いとも思ったが俺はそんな状況を


    楽しんでいたかもしれない

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