涙色のバレンタイン。







「菊。可愛いな。バレンタインくれよ」




「大雅クン……、うん!あげるよ、絶対に!!」






大雅クンの手が、頬に触れる。


あぁ…何て素敵な夢…。









「大雅くーん…、まだ…出会ったばっかで…んー…」



「本当になんだよ、この女は…。寝言多すぎ…。



ふっ…、でも面白いヤツだな。後で苛めてやろーかな」







大雅クン、あたしは優しいキミが大好きなんです。






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