涙色のバレンタイン。







今だけでもいいから、

少しでも大雅クンを独占したい……。




そんな気持ちが、いっぱい広がってしまう。





「よかったねぇ~~~!」



花が泣きそうな顔で、あたしを抱きしめてくれた。




「…花。ありがと…」



ごめんね、花…。



5回目の告白はきっと失敗したよ…。


だって、大雅クンとは予行練習だから。




だからきっと、これは失敗したに決まってる…から。





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