涙色のバレンタイン。






一瞬困ったような表情を浮かべて、

その後すぐに笑みを零した。





「ねぇ、何で大雅を好きになったの?





だってさぁ…、付き合った女の数知れずなんだよ?」






「……あたし、前に転んじゃったことあってね?


それで保健室まで運んでくれたの」





「ちょっと待って!?


あんた、危なっかしいわよ」



「…そこつっこまなくていいよ」




< 4 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop