涙色のバレンタイン。







「先輩と付き合えたんでしょ…?




だったらもういいじゃん…」





「……そんなの、俺も知ってる。

お前に構う理由なんてねぇんだから」






チクッとまだ胸が痛んだ。





「…でも俺、菊にコクられた日からずっと。



菊が頭から離れねぇんだよ…」







皆があたし達を見て、さまざまな声が聞こえる。




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