涙色のバレンタイン。







「菊は、俺の事好き?」





大雅クンが真面目な顔つきで聞いてきた。




あたしの頬がどんどん、赤くなっていく。


首を縦に振って。




「…好き」






といったら、大雅クンの笑顔が零れていた。






「俺も」





その日は一日ずっと大雅クンといて、1週間後退院が出来た。


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