涙色のバレンタイン。





普通のリングだと思ってしまった、



何てことは口には出さなかったけど。





花が遊びたがっているのは、目に見えたけど今日は約束をしていた。


大好きなキミとの。








放課後になると、大雅クンが教室まで来てくれた。






「行こう、菊」



そういって手をきゅっと握り締めてくれた。




花に手を振って教室を出た。




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