涙色のバレンタイン。







場所は屋上だった。



「ここは……」




あたしが呟くと、大雅クンが頷いた。






「俺が振ったトコ…」



「…うん」






「でもそれはもう2度とないから」



あたしにとって、この屋上で恋は叶わないと思っていた。






それにトラウマだった。



だけど、大雅クンがここに連れてきてくれた。




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