やりなおす~ボロボロの人生を1から~
序章~夢での出来事~
「あなたには、苦しみや悲痛がわかるが…どんなものか知ってる?」
俺の目の前にいるのは、春に亡くなった母さんの姿が写った人影。
確か…亡くなる前にも今と同じ事を言っていた。
悲しみや怒りなど、人間が持っている"当たり前の感情"…。
母さんは今、俺に何が言いたかったのかな...
"何も感じず、みんなと同じことを思いや感情を…人形のように静かな瞳や心を持っている俺に…どう伝えたかったのかなぁ。"