クリアスカイ
日常
A.M.7:00。
電子音がなりはじめる。カーテンの隙間からは朝日が射しこみ、ひたすらに鳴り続ける電子音が携帯のアラームであることを告げていた。
部屋の中央に置かれた小さなテーブルにはビールの空き缶や食べかけの菓子の袋、吸い殻でいっぱいの灰皿と、ひどい有り様だった。一旦、途切れたアラームがスヌーズ通知により再び鳴りだした時、テーブル横のベッドがもぞもぞと動き、音の在りかを探すようにフラフラと手がはいだしてきた。暫くさまよったその手はようやく携帯へと辿りつき、アラームはやっとその任務を終了する。
「〜…っ」
声にならないうめき声と共にまた布団はもぞもぞ動き、やがてバサッと勢いよく払いとばされた。
寝惚けまなこのまま、ゆっくり起き上がると、部屋の入り口へと向かう。
途中、カーテンを開け放し快晴のその朝日に眩しさのあまり目をそらす。
季節は夏を目前にした7月。梅雨の合間の晴天は湿った蒸し暑さをひきつれている。まだ朝だというのに体にまとわりつくその不快感は夏の訪れを感じさせるが、早くシャワーでも浴びてサッパリしたかった。
とりあえず渇いた喉を潤そうと煙草を取りだし、火をつけながら部屋をでた。
電子音がなりはじめる。カーテンの隙間からは朝日が射しこみ、ひたすらに鳴り続ける電子音が携帯のアラームであることを告げていた。
部屋の中央に置かれた小さなテーブルにはビールの空き缶や食べかけの菓子の袋、吸い殻でいっぱいの灰皿と、ひどい有り様だった。一旦、途切れたアラームがスヌーズ通知により再び鳴りだした時、テーブル横のベッドがもぞもぞと動き、音の在りかを探すようにフラフラと手がはいだしてきた。暫くさまよったその手はようやく携帯へと辿りつき、アラームはやっとその任務を終了する。
「〜…っ」
声にならないうめき声と共にまた布団はもぞもぞ動き、やがてバサッと勢いよく払いとばされた。
寝惚けまなこのまま、ゆっくり起き上がると、部屋の入り口へと向かう。
途中、カーテンを開け放し快晴のその朝日に眩しさのあまり目をそらす。
季節は夏を目前にした7月。梅雨の合間の晴天は湿った蒸し暑さをひきつれている。まだ朝だというのに体にまとわりつくその不快感は夏の訪れを感じさせるが、早くシャワーでも浴びてサッパリしたかった。
とりあえず渇いた喉を潤そうと煙草を取りだし、火をつけながら部屋をでた。