セカンド☆ライフ
意識が詩乃の中に溶けていく。
ヤバい
門限過ぎてる
早く帰らないと
カラオケ
盛り上がりすぎて
時間忘れてた
お父さんうるさいからな
駅から商店街
商店街を抜けて公園
公園は暗い
怖い
でも近道
街灯切れてる
ただでさえ暗いのに
夜の公園は誰もいない
怖い
!!!
背中が!!
熱い!!
違う!
痛い!
刃物を持った男
知ってる
そうか
殺されるんだ
脇腹が熱い!
濡れる
生ぬるい
男が覆い被さってくる
痛い!
怖い!
助けて!
お父さん!
お母さん!
助けて!
水辺君!
俺?
どうして俺?
そうか
小学生の頃
野良犬に付き纏われて
怖くて
助けたんだ
俺が
あの時から
しのちゃんは俺のこと
好きだったんだね
知らなかった
痛い!!
右腕
刺された?
痛い!
左腕も?
抵抗できない
制服
ビリビリ破かれる
お父さんと
お母さんが
せっかく買ってくれたのに
痛い!!
男が入ってくる!
痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!
嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!
助けて!
誰か助けて
助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて…
お腹痛い
首も痛い
脚
背中
胸
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!
あれ?
痛くない
真っ暗
ここどこ?
暗い
寒い
怖い
どこなの?
誰か
誰かいないの?
…の…
…の…
しの…
詩乃!
お母さん!
お母さんの声だ!
お母さん!
ここだよ!
私ここだよ!
ここにいるよ!
お母さん!
しのぉぉぉぉぉぉ!!!
お父さん!
お父さん!
私ここだよ!
助けてお父さん!
また暗い
お葬式
私
死んだんだ
お母さん
お父さん
水辺君
もう
会えないの?
暗い
怖いよ
誰か
いないの?
こんにちは♪
誰?
優しそうな人
知ってる
俺この人知ってる
純流さん
しのちゃんも
純流さんと知り合い?
…僕達はセカンド…
…フォローって言ってね…
…見る意思を持って見れば…
いろいろ教えてくれる
そう
純流さんは優しい
しのちゃんの心
あったかい
うん
わかるよ
俺も純流さん好きだもん
わかるよ
安らぐ
ダメじゃないか
純流さん?
何がダメなの?
君は僕の餌だ
餌が安らいじゃいけない
餌?
純流さん何を
忘れちゃいけないよ?
君は殺されたんだ
汚い欲望に蹂躙され
虫ケラのように殺された
忘れちゃいけない
君は汚されたんだ
醜く
哀れで
汚い虫だ
純流さん?
やめろ
やめろ!
しのちゃんは汚くなんかない!
やめろ純流!
餌は餌らしくノイズを育ててればいい
そして大人しく僕に喰われろ
すみるぅぅぅぅ!!
私は汚い虫
違う!
汚い餌
違う!
私は
違う!
違う違う違う違う違う!!!
しのちゃんは汚くなんかない!
餌なんかじゃない!
俺の…
俺の大事な…
彼かい?
はい
彼が水辺君
私の大切な…
呼べばいい
え?
彼にもセカンドになってもらえばいい
水辺君も?
できるの?
できるさ
そうすればずっと一緒にいられる
ずっと?
一緒に?
そう
ずっと一緒だよ
どうすればいいの?
簡単だよ
今なら
ちょっと背中を押すだけだ
それだけで彼はセカンドだ
背中を
押すだけ?
そう
君のノイズはファーストにも干渉できる
さぁ
軽く押してあげればいい
できるね?
はい
水辺君
一緒にいようね
え?
俺
しのちゃんに殺された?
ヤバい
門限過ぎてる
早く帰らないと
カラオケ
盛り上がりすぎて
時間忘れてた
お父さんうるさいからな
駅から商店街
商店街を抜けて公園
公園は暗い
怖い
でも近道
街灯切れてる
ただでさえ暗いのに
夜の公園は誰もいない
怖い
!!!
背中が!!
熱い!!
違う!
痛い!
刃物を持った男
知ってる
そうか
殺されるんだ
脇腹が熱い!
濡れる
生ぬるい
男が覆い被さってくる
痛い!
怖い!
助けて!
お父さん!
お母さん!
助けて!
水辺君!
俺?
どうして俺?
そうか
小学生の頃
野良犬に付き纏われて
怖くて
助けたんだ
俺が
あの時から
しのちゃんは俺のこと
好きだったんだね
知らなかった
痛い!!
右腕
刺された?
痛い!
左腕も?
抵抗できない
制服
ビリビリ破かれる
お父さんと
お母さんが
せっかく買ってくれたのに
痛い!!
男が入ってくる!
痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!
嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!
助けて!
誰か助けて
助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて…
お腹痛い
首も痛い
脚
背中
胸
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!
あれ?
痛くない
真っ暗
ここどこ?
暗い
寒い
怖い
どこなの?
誰か
誰かいないの?
…の…
…の…
しの…
詩乃!
お母さん!
お母さんの声だ!
お母さん!
ここだよ!
私ここだよ!
ここにいるよ!
お母さん!
しのぉぉぉぉぉぉ!!!
お父さん!
お父さん!
私ここだよ!
助けてお父さん!
また暗い
お葬式
私
死んだんだ
お母さん
お父さん
水辺君
もう
会えないの?
暗い
怖いよ
誰か
いないの?
こんにちは♪
誰?
優しそうな人
知ってる
俺この人知ってる
純流さん
しのちゃんも
純流さんと知り合い?
…僕達はセカンド…
…フォローって言ってね…
…見る意思を持って見れば…
いろいろ教えてくれる
そう
純流さんは優しい
しのちゃんの心
あったかい
うん
わかるよ
俺も純流さん好きだもん
わかるよ
安らぐ
ダメじゃないか
純流さん?
何がダメなの?
君は僕の餌だ
餌が安らいじゃいけない
餌?
純流さん何を
忘れちゃいけないよ?
君は殺されたんだ
汚い欲望に蹂躙され
虫ケラのように殺された
忘れちゃいけない
君は汚されたんだ
醜く
哀れで
汚い虫だ
純流さん?
やめろ
やめろ!
しのちゃんは汚くなんかない!
やめろ純流!
餌は餌らしくノイズを育ててればいい
そして大人しく僕に喰われろ
すみるぅぅぅぅ!!
私は汚い虫
違う!
汚い餌
違う!
私は
違う!
違う違う違う違う違う!!!
しのちゃんは汚くなんかない!
餌なんかじゃない!
俺の…
俺の大事な…
彼かい?
はい
彼が水辺君
私の大切な…
呼べばいい
え?
彼にもセカンドになってもらえばいい
水辺君も?
できるの?
できるさ
そうすればずっと一緒にいられる
ずっと?
一緒に?
そう
ずっと一緒だよ
どうすればいいの?
簡単だよ
今なら
ちょっと背中を押すだけだ
それだけで彼はセカンドだ
背中を
押すだけ?
そう
君のノイズはファーストにも干渉できる
さぁ
軽く押してあげればいい
できるね?
はい
水辺君
一緒にいようね
え?
俺
しのちゃんに殺された?