セカンド☆ライフ
俺と詩乃は隣街の本屋で梅澤さんを待った。
遺族会のメンバーが3人行方不明。
3人共この場所に放置されていた詩乃から分離したノイズの調査中だったそうだ。
事態を重く見た環のバァさんは、精鋭である佐和田のオッサンを派遣。
しかしその佐和田さんも消息が途絶えた。
環はそもそもの元凶である俺達と、遺族会最強のホルダーである梅澤さんを投入し、事件の解決を図る。
がしかし、待ち合わせの時間を1時間ほど過ぎたが梅澤さんは現れない…
『まさか梅澤さんも行方不明…?』
『そんな…』
「いえ、ここにいますが?」
振り向くと梅澤さんが立っていた。
『うぉぅ!!いつからそこに!?』
『お二人が来られる前からいましたが?』
『えぇ!?声かけようよ!?てか気配消しすぎじゃね!?』
「すみません、忍びですので」
『いや意味わかんねぇよ!…ってあれ?今日はファーストなんですね?』
「はい、任務の際は肉体を持ち歩いています」
『持ち歩くって例えもどうだろ…』
「そんな事より、ここに放置されていたはずのノイズが見当たりません」
『あ…私が他のところに捨ててきました…』
「捨てる?そんなことが可能なのですか?」
『まぁね』
「それはいつの話ですか?」
『えっと…確か…前に梅澤さんと会った日の翌日ですね』
「1週間ほど経過してますね…最初の3人が消息を絶ったのはそれ以前、しかし佐和田様はノイズが無くなった後に失踪した事になりますね…」
『佐和田さんだけノイズとは別件?』
「ノイズの調査に当たっていた、という共通点があるだけで、ノイズが関係しているとは限りません」
『なるほど…それぞれが最後に居場所を確認されたのはどこ?』
「ここです」
『んん〜…ノイズが関係してると考えるほうが自然なんだけど…そうすると佐和田さんだけが異質なんだよなぁ…』
「はい」
『ゆいりくん、ここを監視してた虎彦さんに話を聞いてみたらどうかな?』
『そうか!なんか知ってるかもね!』
「虎彦様とは?」
『俺のソウルメイトだよ』
「なるほど」
《虎彦、唯里だけど》
《おぉ、どした?》
《今からあの本屋に来られない?》
《うん?ええで〜》
《まぢか、助かるよ》
《んなら5分くらいで行くわ》
『5分くらいでここに直接来てくれるってさ』
「了解です」
遺族会のメンバーが3人行方不明。
3人共この場所に放置されていた詩乃から分離したノイズの調査中だったそうだ。
事態を重く見た環のバァさんは、精鋭である佐和田のオッサンを派遣。
しかしその佐和田さんも消息が途絶えた。
環はそもそもの元凶である俺達と、遺族会最強のホルダーである梅澤さんを投入し、事件の解決を図る。
がしかし、待ち合わせの時間を1時間ほど過ぎたが梅澤さんは現れない…
『まさか梅澤さんも行方不明…?』
『そんな…』
「いえ、ここにいますが?」
振り向くと梅澤さんが立っていた。
『うぉぅ!!いつからそこに!?』
『お二人が来られる前からいましたが?』
『えぇ!?声かけようよ!?てか気配消しすぎじゃね!?』
「すみません、忍びですので」
『いや意味わかんねぇよ!…ってあれ?今日はファーストなんですね?』
「はい、任務の際は肉体を持ち歩いています」
『持ち歩くって例えもどうだろ…』
「そんな事より、ここに放置されていたはずのノイズが見当たりません」
『あ…私が他のところに捨ててきました…』
「捨てる?そんなことが可能なのですか?」
『まぁね』
「それはいつの話ですか?」
『えっと…確か…前に梅澤さんと会った日の翌日ですね』
「1週間ほど経過してますね…最初の3人が消息を絶ったのはそれ以前、しかし佐和田様はノイズが無くなった後に失踪した事になりますね…」
『佐和田さんだけノイズとは別件?』
「ノイズの調査に当たっていた、という共通点があるだけで、ノイズが関係しているとは限りません」
『なるほど…それぞれが最後に居場所を確認されたのはどこ?』
「ここです」
『んん〜…ノイズが関係してると考えるほうが自然なんだけど…そうすると佐和田さんだけが異質なんだよなぁ…』
「はい」
『ゆいりくん、ここを監視してた虎彦さんに話を聞いてみたらどうかな?』
『そうか!なんか知ってるかもね!』
「虎彦様とは?」
『俺のソウルメイトだよ』
「なるほど」
《虎彦、唯里だけど》
《おぉ、どした?》
《今からあの本屋に来られない?》
《うん?ええで〜》
《まぢか、助かるよ》
《んなら5分くらいで行くわ》
『5分くらいでここに直接来てくれるってさ』
「了解です」