想いの果てに、
プロローグ
ねぇ、涼…

私、ずっとずっと、涼が好きだったんだよ?

絶対に変わることがないって信じてたの…



でも貴方は…

涼を取り戻すためなら、

親友をも傷付けてみせる。



手に入らないのなら…

この世界なんて、この命なんていらない……





過ちを犯さなければ、

見つからないものもあった…

そうしてようやく見つけたのは…

大事な、大事な人……









ねぇ、私って間違ってる?

ただ、好きなだけなんだよ、

それだけなんだよ、





親友に裏切られても、

貴方に嫌われても、

私は、

ずっと、

貴方を想い続けたい…―――







左手の薬指に指環をハメる理由、

知ってる… ―――?



それはね、

決して、離れたくないっていう2人の想いが込められてるんだよ…?
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