神様のくれた時間
「コッ ココア! ごめんね。朝から何にも食べてないもんね。」
クスクスッ
「美雨ちゃん 大丈夫だよ。
だって僕はぬいぐるみなんだもん。
食べなくても平気!
でも 何かお腹 減ったのかも?」
「ぷっ ココアったら」
「み…美雨ちゃん!!!!」
ん?
ココアが びっくりしたような とても嬉しそうな顔をした。
え? 私 何かしたかな?
って 顔をしたら
「なんでもないよ。 美雨ちゃん 大好きっ!!」
ボッ て顔が赤くなるのを感じた。
お母さんが すかさず見てた。
もうって 怒る真似してみたらクスッて笑って ご飯の用意を始めた。
ココアが お母さんにお手伝いするってくっついてった。
私は 久しぶりに心が 軽くて自然に笑顔になってた。