嫌われ者に恋をしました*エピソードplus
今日も公園の芝生に足を投げ出して、花ちゃんと一緒にカリーブルストを食べながら話をしている。
花ちゃんはカリーブルストが大好き。
カリーブルストとは、ソーセージにカレー粉とケチャップがかかっている軽食で、街中にたくさんあるスタンドで売っていたり、レストランのメニューの中にもあったりする。
私たちはいつもスタンドで買うから、紙のトレーに乗っていることが多い。小さなパンに挟んで食べるタイプや、フライドポテトとか酢漬けの野菜が付け合わせで付いているタイプとか、お店によっていろいろ。
なんとなくだけど、ドイツ人はカレー味が好きなのかもしれない。カリーブルストもそうだけど、カレースープという(スープカレーではない)カレー味のサラサラなスープを飲んだりする。その味は日本のカレー味とは違ってなんか複雑で本格的。
この間、アウトバーン(速度無制限高速道路)のパーキングエリアで飲んだカレースープは具も入っていなかった。ただのカレー味のスープ。
なんでカレー味が好きなんだろう?ドイツ人は香辛料が好きだからかな??でも、日本人もカレーは大好きだから、カレー好きは万国共通なのかもしれない。
ちなみに花ちゃんは、パンに挟んで食べるタイプのカリーブルストがお気に入りの様子。
「だって、付け合わせ食べんの、めんどくさいじゃん?」
そういう理由ね。花ちゃんならそうかもしれない。
めんどくさがりな割に、花ちゃんはお子さんのことや旦那様のことはきちんとこなしている。こうやって話す時も、花ちゃんはいつも家族のいろんな話を聞かせてくれる。きっと家族が大好きなんだろうな。
子どもが出来たら、こうしたらいいよ、ああしたらいいよっていろいろ教えてくれるけど、その話は少し躊躇してしまう私。
花ちゃんの話を聞いていると子どもが欲しいなって気もするけど、やっぱりどこかで踏みとどまってしまう。