エースとマネージャーの恋
リツは体育館の倉庫の中に隠れていた


「リツ……」


俺がリツの名を呼ぶと
顔を真っ赤にさせながら
目をウルウルさせて見上げてきた


「ユイ……ごめんね…
付き合うってむずかしいね。
ユイは昔から女の子に追いかけ回されてるから慣れてるだろうけど、私は恋愛とは無縁の生活だったからな…
みんなに見られて、想像されて…
私とユイなんて見た目からして釣り合ってないしさ…恋人同士に見えてないかもしれないけど……それはそれで嫌だし…
ユイは普段からも女の子からそういう目で見られてると思うと、ムカついてくるし……でも私はそういうふうに見られたくないし……ああ〜〜〜!!もうっ!
恥ずかしくて顔から火が出そうっ!!!!」


と顔を隠して叫んだ。



本当可愛いなぁ、リツは。


リツをギュッと抱きしめて


「俺も、ムカつく…
リツがそういう目で見られるのは…
だからそういう野郎は黙殺してる。
煩い女たちは放っておけよ‼︎
あんなの1人だと俺に何も言えないような奴らばかりだぜ…」


「でもいやだもん。ユイは私のユイだもん。私だけがユイにドキドキして、私だけが……」


と、言ってリツが俺の背中に手を回してギュッと抱きついてきた。



ヤベェ〜


可愛いすぎる‼︎‼︎


リツは頭ん中お花畑だけど
こんなお花畑なら俺はずーーっと
その中にいてぇ〜〜‼︎



かわいい〜なぁ
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