lucky boy
留美Side

私は片付けが終わったから、テレビを見ていた隼人君の隣に座った。

「隼人君、今日はありがとう。すっごくおいしかったぁ!」

隼人君は笑いながら、

「うん。また作ってやるよ!」って言ってくれた。

私は本心で、「うれしいっ」って思った!

そのあとは、くだらない話で盛り上がった。

私は、話に夢中で時間に気付かなかった・・・。

話題がなくなったからか、2人とも黙ってしまって沈黙が続いた。

その沈黙を破ったのは隼人君だった。

「なぁ~。」

「んっ?」

「俺・・・おまえのこと・・・。」

隼人君は何か言いかけたけどやめたみたいだった。

ちょっと不思議に思ったから、聞き返してみた。

「何?」

聞き返したけど・・・。

隼人君は帰ると言い出した・・・。

私は、聞き出すことができなかった。

隼人君が玄関まで行ったから、私も隼人君の後を追って玄関まで見送りにいった。

「ちゃんとカギしめろよ!」

「ありがと。バイバイ★」

・・・・ガチャ・・・・

私は、隼人君が帰った後、ずっと玄関に立ってた!

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