スターチス
「俺と結婚してください。この先もずっと美咲との思い出を作っていきたい。」
目の前起こってることに驚いて自然涙が出てきた。
昴が少し心配そうにあたしの顔を覗き込んでいる。そんな姿が少し可愛くて少し笑えたのは内緒だ。
あたしの答えは決まっている。
「よろこんで、あたしでよかったら!」
「ベタなセリフだけど"なんか”じゃないよ。美咲だからいいんだ。」
そう言って左手の薬指に指輪をはめた。
「一生大切にするよ。」
昴がそう言うと一斉に拍手と大量の色とりどりの花がふってきた。