409号室 第一話
はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…

なんだか気味の悪い息遣いが水道の方から聞こえてくる。


「…?」


私は恐る恐る流れる冷や汗を拭いながら振り返った。


すると水道がシューシューと音をたてていた。

「はぁ…なによ。驚かせないでよっ!」

軽く水道を蹴飛ばしてまたソファに座り込んだ。
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