この空の下でめぐり会う奇跡
「って言うかぁ~
石川さん美空ちゃんのこと
好きです?今の話は
石川さんが好きって前提で
話してますけど・・・」
「どーかな?」
「あっ!誤魔化してますねっ
好きですよね
だから追いかけたんですから」
オレは笑って誤魔化した。
今更『好き』って言ってどうする?
『バカにすんな!』って話になるだろ。
「楽しい未来が東京で待ってますよ」
「バ~カッ!
世の中そんなに甘くないよ」
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一月後
ここを離れるのは色々さみしい
特に虎太朗の姿が見れなくなる。
あれから会っていないけど
オレの事忘れてないだろうか・・・。
このまま会わなかったら
あいつの記憶の中に
オレが父親と言う存在はなくなるのか
と思うと辛い。
そう思うとまどかと虎太朗の住んでいるマンションへと
向かっていた。