この空の下でめぐり会う奇跡



戸籍を切ってる子供が居るのは確かなこと


「結婚してるの?」


面倒なのでそういうことに。


「2歳の子が居る
大阪に置いて来てる」


正確には年が明けたから今年で3歳になる。


「うそ~2歳?それって
何歳で結婚したの?」


「大学卒業してすぐ」


「まさかの出来ちゃった婚?」


「まっそんなもん」


確かにできちゃった婚には違いない。


「それで?離れて単身赴任?」


「まっ!そういうこと
なので惚れるとかないから
お前こそ惚れんなよ」


「さっきのは冗談よ」


「わかってるよ」


それからは室井も加わり
順子と高校時代の思い出話に花が咲いた。





順子は用があると言うことで
1時間半くらい経ったとき
帰って行った。


「課長結婚してたんですね~
あたしね」


順子にオレのとこ話すと会いたいと
言ったからてっきりよりが戻せる
自分はキューピットになれると思って
計画したとか・・・。


「余計なことはするな!って
普通だったら怒るぞ!
人の世話するより
自分の心配しろ!
お前は彼氏はいるのか?」


「まぁ・・・一応」


「なんだよ一応って」










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