この空の下でめぐり会う奇跡
途中 偶然にも美空からメールが来た。
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一樹会いたい
まだ駄目なの?
クリスマスまで待たないとダメ?
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はぁ?可愛らしいこと言って
オレが知らないと思ってるわけ?
オレは返事を返さなかった。
トントン
まどかのアパートのドアを叩いた。
「ほんとに来てくれた!
来てくれないかと思ってたから・・・」
オレを見るなりそう言ったまどか
愛おしく思えた。
「こんな時間だからさ
買い物にも行けなくて
オムライスだけどいい?」
「全然 ごちそうじゃん」
「それならよかった
座って座って」
小さな食卓テーブルにオレを案内したのだ。