この空の下でめぐり会う奇跡


あの日・・・
指輪を渡し
これからは絶対何があっても
美空を手放さない
オレが守る
そう誓った夜。


まどかの罠にはまって
手離さなければいけなくなるなんて
思いもしなかった夜。


無性に抱いた夜。






「えっ?一樹の寄りたいところって
ここ?」


建物を目にして驚いたように言った。


「みんなに許しをもらったしさ
久々だしここなら気にしなくて済むだろ?」


「なんかさ~
やりに行く感じでイヤラシイ」


「あれ?誰もするとは
言ってないぞぉ~
イヤラシイのは美空の方だろ」


「だいたいね!こんなところへ来て
何もしないとか有り得ないでしょ!
それに久々だしって言ったの自分じゃん!」


「はいはい
どうでもいいけどここで
言い合うのはやめようぜ」


「だね・・・」




部屋へ入った。







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