この空の下でめぐり会う奇跡
そして・・・数年後
あたしはもう40歳
長男・長女にも恵まれ
幸せに暮らしている。
長男・・・大樹(ひろき)高校1年生
長女・・・美夏(みか) 中学3年生
「母さん行ってくるね
今日は部活で遅くなるから」
「部活?どうせ部活が終わったら
加奈子ちゃんとデートしながら
ブラブラと帰るか遅くなるんでしょ」
「まぁ!男はちゃんと彼女を送らないとね」
最近彼女が出来た大樹は
デレデレ・・・。
「ちゃんと連絡してよ!」
「うん遅くなったら父さんの会社へ行って
乗せて帰ってもらうから」
「うんそうしなさい」
朝一番に朝練のある大樹を送り出す。
そして次は・・・
「一樹!!!いつまでも寝ないでよ!
何時だと思ってんの!!!」
大声で呼ぶあたし。
「美空!!!ちょい来てくれ」
部屋から呼ぶ一樹
無視をしてると何度も呼ぶ。
「母さん行ってあげたら?
どうせまたネクタイはどれがいい?
靴下どれにしよう?とかだろうけど!」
「よくお分かりで(笑)」