この空の下でめぐり会う奇跡
包み隠さず話し合うのが
我が家の良いところ。
お前たちはまだ早い!と言いながらも
「虎太朗ってさ
こんなものくれるんだよ」
と封筒を開け見せた。
「へぇー!スゲー
半額とか!」
高校生と中学生とはいえ
何のことかはすぐわかった。
「ウケる!!!
コタ兄がこれをなんで持ってるの?
まさかの常連さん?」
「常連じゃねーけど
たまにな・・・」
たまに???
想像すると・・・なんか嫌だ
虎太朗が彼女と×××なことを・・・。
考えるだけでも
ヤキモチ妬いちゃいそう。
「オレたちに必要ないから
虎太朗に返すわ」
「遠慮すんな!
オレの気持ち貰っといて」
「気持ちだけでいい」
そんなやり取りを続けてると
「それならオレが貰っとく!」
と大樹が・・・。
『「お前はまだ早い!!!」』
一樹と虎太朗が合わせたかのように
同時に大樹に向け 言ったものだから
みんなそこで大笑いになった。
あたし・・・
ホントに幸せになれました。
あの日 一樹と出会って良かった
色々あったけど
今はすごくいい思い出になった。
今度の楽しみは3人の子供の
お嫁さんやお婿さんを迎え
たくさんの孫に囲まれること。
そんなにもすぐそこまで来てるのかな?
・・・終わり・・・