この空の下でめぐり会う奇跡
「美空・・・ごめんな」
「何が?」
「オレのわがままで距離を置こうとか言って」
「別にいいよ
離れてたぶん前以上に
一樹のこと好きになったし
一樹に会える時まで・・・って頑張れたもん」
オレは・・・何してた?
勘違いから疑って
まどかと関係を持ち
最終的には美空と別れようとしてた。
これからは絶対何があっても
美空を手放さない
オレが守る
そう誓ったのだ。
オレは 美空の背中からおい被さった。
「一樹・・・一樹って暖かいね」
「そう?」
「こうして触れるのって何ヵ月ぶりかな?
なんか新鮮すぎて 恥ずかしい」
オレの方を向いたかと思うと
オレのほっぺを両手で包むようにして
染々と言った。
そのしぐさが何とも言えないくらい
可愛くて
---オレは無性に
美空を抱いたのだった。