*゚.みみりの日直日誌.゚*
私のクラスが最初に終わって、内宮くん待ってたのね。
翔馬「ごめん!待った?…よね?」
みみり「うん。10分くらい。」
翔馬「ごめんな…。」
みみり「私のクラスが早く終わっただけだし、いいよ大丈夫だよ」
翔馬「……。」
みみり「……。」
男子「何だようっち!彼女かよ!てピーチ!」
ピーチは私のあだ名です…。
翔馬「うっせー!」
男子「ふ〜!うっち〜♪ラブラブ〜♪」
翔馬「ちょっ桃園さん、走ってい?」
みみり「え、あ!(ええ〜…)」
めっちゃ走った気がするよ。
でも楽しかった!何か。
翔馬「はー、ごめん、走らせて!」
みみり「はー、ははは!久しぶり!走ったの!」
翔馬「疲れたー!」
みみり「ははははは!私もー」
翔馬「はー寝れる。」
この時座ってんのね、公園のブランコに。
みみり「私もー……寝れる」
翔馬「はっ!!!!!!拉致されるよ?!!!」
みみり「えー?私が?内宮くんの方が確率高いよ」
翔馬「ないよ。桃園さんの寝顔高額で売れそう」
みみり「えっ?なにそれ!面白いその冗談!」
翔馬「ふああ。本当に眠いかも」
みみり「ね。自己紹介しない?」
翔馬「自己紹介?」
みみり「ん。だってお試しでもだよ?相手の事知らないのはさすがにまずいじゃん!」
翔馬「そうだな〜…じゃ俺から!」
みみり「どうぞっ」
翔馬「内宮翔馬です、一応"うっち"て呼ばれてる!」
みみり「うんうん!」
翔馬「あとは"しょうま"とか"ちみや"とか」
みみり「ちみや?」
翔馬「うん。"うちみや"の"う"抜いて。」
みみり「あーうんそっか」
翔馬「好きな食べ物はたこ焼とハンバーグ」
「嫌いな食べ物はわりと無いかな。」
みみり「ほー、」
翔馬「趣味は…何だろう。しいて言えばテニス」
みみり「テニス部だったんだっけ?」
翔馬「あれ?知ってんの?」
みみり「んーうっすらとだけどね」
翔馬「好きな事は絵を書くこと。授業中とかよく落書きする程度なんだけど。」
「それぐらい!はい次、桃園さん!」
みみり「え私ー?」
翔馬「桃園さんが言ったんだから!はい!」
みみり「えっと、桃園美々梨です」
「好きな食べ物はね、言えない!っっ」
翔馬「ずるい!何でだよー」
みみり「だってオジサンが好むようなやつばっっかりだよ?!!!」
翔馬「いいよいいよ、そういう子の方が一緒にいて楽だし。どうぞ!」
みみり「スルメともつ煮込み……」
翔馬「いいじゃん!俺も好き!」
みみり「本当に?私に合わせてない?」
翔馬「うん全然。だってうまいし!もつ煮込みは特に。○○駅に有名な店あるから行かない?」
みみり「行く!行く!いつにする?」
翔馬「それは今度決めよ!はいまだ自己紹介中」
みみり「そうだった!私も嫌いなものはないかな」
「好きな歌手は阿部真央さん。特に好きなのは"15の言葉"って歌。」
「ああー、そのいーとーおーしーいーえーがおは、えーいえんじゃないーと、しってるかーら、いまー、あーなたに贈る、じゅーごの言葉、ずっとずっとずっとずぅっとー、好きよ〜♪」
翔馬「ごきげん?」
みみり「うん!あ、歌う奴キモいとか思った?」