空を見つめて


妹が生まれてからは、私は必要ない人間になった。


母親は妹につきっきりだし、


父親は元々私を良く思ってない。


殴る蹴るは当たり前のこと。


母親は離婚したくないから、助けてくれない。


いつも、私は1人だった。


高校にも行かせて貰えず、


父親が
「こいつに金なんか使わせられねぇーよ。真夏に使う金しか俺は稼がない。」


と言ったのだ。


母親も「そうだね…。」


としか言わなかった。



< 7 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop