とけるほど、抱きしめて
マキ、ごめんね。でも、私にはこんなやり方でしか圭祐さんを振り向かせる手立てがないの。

同じショップの店員、祥子ちゃんに
私と圭祐の写真を撮ってくれるよう
頼んだ。

それを、私のスマホに転送してもらい
マキに、送った。

「カナさん?こんな事して大丈夫なんですかぁ?」

「いいの!もう、友達で居られない!
ひどい事してるってわかってる。
でも、圭祐さんを諦められないの。」





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