とけるほど、抱きしめて
真一さんのさりげない優しさに、
いつの間にか心地良さを感じていた。
仕事を終えて、駅までの道を歩いていたら、後ろから、
「松下!」呼ばれ振り返った。
「仕事終わったのかぁ?」
「はい、後はネット販売部門との打ち合わせくらいです。」
「そうかぁ。ここの所忙しかったし、
久々に、俺ん家で家飲みするかぁ?」
「ふっふっ、真一さん、私を誘ってるんですか?」
「悪いかぁ?」
「悪くないです。むしろ、嬉しいかなぁ?」
真一さんは、私の言葉に少し驚いていたけど、ニッコリ笑って
優しく私の手を握った。
手を引かれ真一さんの住むマンションに着いた。
「さぁ、入って。」「失礼しま〜す」
「何がいい?ワイン?それとも、
渋〜く焼酎?」
「じゃぁ、渋〜く焼酎で!」
「かしこまり⁈」
何だが可笑しくて二人で声をあげて
笑った。
「おつまみ作りましょうかぁ?」
「料理するのかぁ?」
「失礼なぁ、一人暮らし長いから、
人並みにしますよ。」
「じゃ、お願いする?」
冷蔵庫の中を覗くと
大根、ジャガイモ、人参、玉ねぎ、
ツナ缶、それにハム。
メニューは、決まった。「良し、作りますかぁ!」
トントンとリズミカルに包丁を動かす
野菜を切って、軽く炒めツナ缶を入れて
調味料をあわせ
煮込む。
大根はサラダにしようかなぁ。大根と人参は
細く千切りして、軽く塩もみしてさっと
水気をきる。
ハムを切り、さっくり混ぜて
ドレッシングで和える。
刻み海苔をふんわりのせて出来上がり。
お鍋からいい匂い。
うん、いい感じ。
真一さんは、ちびちびと焼酎を飲みながら、テレビを観て笑ってる。
「出来ましたよ。」
「お肉なかったからツナじゃがですけど
。」
「うわァ〜すげ〜旨そう。」
箸をつけて、口にはこぶ。
どうかなぁ?
「うっまっ」
「良かった。」
真一さんが、急に正座して、
「カナさん、正式に彼女になって下さい…。」
なんだが、不思議な気持ち。
「こんな私ですが、お願いします。」
真一は、「よっしゃー、」
「でもね。マキに、キチンと謝って許してもらってからでも、良いですか?」
「もちろん、そうするのが一番だ。」
「
「カナ?ちょっと隣に来て。」
「なんだか、恥ずかしいよ。」
ちょこんと、隣に座った。
おでこを付けてニッコリ笑う真一さん。
「カナ、好きだよ。」
「私も」
「私もって、ちゃんと名前呼んで!」
「はい、もう一回。」
「私も、真一さんが好き。」
ぎゅーっと抱き締められて
唇にちゅってキス。
「これから、沢山二人で楽しい事しょうなぁ」
「うん、ありがとう。」
いつの間にか心地良さを感じていた。
仕事を終えて、駅までの道を歩いていたら、後ろから、
「松下!」呼ばれ振り返った。
「仕事終わったのかぁ?」
「はい、後はネット販売部門との打ち合わせくらいです。」
「そうかぁ。ここの所忙しかったし、
久々に、俺ん家で家飲みするかぁ?」
「ふっふっ、真一さん、私を誘ってるんですか?」
「悪いかぁ?」
「悪くないです。むしろ、嬉しいかなぁ?」
真一さんは、私の言葉に少し驚いていたけど、ニッコリ笑って
優しく私の手を握った。
手を引かれ真一さんの住むマンションに着いた。
「さぁ、入って。」「失礼しま〜す」
「何がいい?ワイン?それとも、
渋〜く焼酎?」
「じゃぁ、渋〜く焼酎で!」
「かしこまり⁈」
何だが可笑しくて二人で声をあげて
笑った。
「おつまみ作りましょうかぁ?」
「料理するのかぁ?」
「失礼なぁ、一人暮らし長いから、
人並みにしますよ。」
「じゃ、お願いする?」
冷蔵庫の中を覗くと
大根、ジャガイモ、人参、玉ねぎ、
ツナ缶、それにハム。
メニューは、決まった。「良し、作りますかぁ!」
トントンとリズミカルに包丁を動かす
野菜を切って、軽く炒めツナ缶を入れて
調味料をあわせ
煮込む。
大根はサラダにしようかなぁ。大根と人参は
細く千切りして、軽く塩もみしてさっと
水気をきる。
ハムを切り、さっくり混ぜて
ドレッシングで和える。
刻み海苔をふんわりのせて出来上がり。
お鍋からいい匂い。
うん、いい感じ。
真一さんは、ちびちびと焼酎を飲みながら、テレビを観て笑ってる。
「出来ましたよ。」
「お肉なかったからツナじゃがですけど
。」
「うわァ〜すげ〜旨そう。」
箸をつけて、口にはこぶ。
どうかなぁ?
「うっまっ」
「良かった。」
真一さんが、急に正座して、
「カナさん、正式に彼女になって下さい…。」
なんだが、不思議な気持ち。
「こんな私ですが、お願いします。」
真一は、「よっしゃー、」
「でもね。マキに、キチンと謝って許してもらってからでも、良いですか?」
「もちろん、そうするのが一番だ。」
「
「カナ?ちょっと隣に来て。」
「なんだか、恥ずかしいよ。」
ちょこんと、隣に座った。
おでこを付けてニッコリ笑う真一さん。
「カナ、好きだよ。」
「私も」
「私もって、ちゃんと名前呼んで!」
「はい、もう一回。」
「私も、真一さんが好き。」
ぎゅーっと抱き締められて
唇にちゅってキス。
「これから、沢山二人で楽しい事しょうなぁ」
「うん、ありがとう。」