とけるほど、抱きしめて

友情復活の日

真一さんとの約束を守るために、

今日は、マキと圭祐さんに会いに行く。

仕事終わりで、二人にメールした。
会いたいと。


場所は、圭祐さんのお店。


「今晩は」

二人は、視線さえ合わせてくれない。
しょうがない。
それだけ、酷い事してんだもの。


二人に近づき
「酷い事してごめんなさい。
自分勝手な事して、本当すみませんでした」

涙が溢れ出す。
「うっ、うっ…」
スッと、マキが立ち上がり
私の頬をバチ〜ンと叩いた。

「痛い?カナが痛いのと同じくらい私も
圭祐さんも痛かったんだよ。」
「でもね。私も、カナの気持ち知ってて
圭祐さんを好きになって、カナを傷付けてごめんなさい。」


「マキ〜〜‼︎、」
「カナー!」
ワンワン泣いた。
圭祐さんが、二人の頭をよしよしって
撫でる。
私達は、ぷっと吹き出して、大笑い。

それから、真一さんの事を二人に話した。
すっごく喜んでくれて今度皆で飲みたいねって約束してわかれた。

心の仕えが取れてこれでやっと前に進める。

真一さんと二人。
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