チョコレートなんか大嫌いっ
動悸や熱、判断能力の低下など様々な症状に見まわれはしたものの
こうして人と関わることによって、気がついたことがある。
こんな人だろうと思っていても見つけきれていない一面がたくさんあるということ。

そんな当たり前なことを私は知らなかった。
知らずに過ごしてきた。

人と関わることは痛みしかないと思っていた。
確かに時には痛みを伴うかもしれない。
他人を100％理解することは困難なのだから。
すれ違い、誤解、疑心――

わからないからこその不安は拭えない。

でも、それは全ての人が同じである。

困難を共に乗り越えてその先も側に居られる、そんな関係を求めて人は人と関わっているのかもしれない。

そして、必ずしもマイナスばかりではないということ。

意気投合、理解、信頼――
他にもお互いを尊重し合えばいくらでもかけがえのない存在で居られる。

しかし、関係を壊すのはいつでも簡単に出来る。

私にはその恐怖が付きまとっていて中々踏み出せないでいるんだ。
だけど信じてみたくなった。
本当はずっと信じたかった。
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