クール系女子の2度目の恋
すごいよね。


前にはあんなに喋ってたのにって


自分でも驚く


でも喋る気もないし泣く気も笑う気も怒る気も悲しむ気も、もうちっともない


感情なんかで事を起こしたら


一番面倒なんだから


私は感情を表に出していい人間なんかじゃないしね


だからもう、あの日みたいに笑いも泣きも悲しみも怒りもしない


まぁ家では最低限のことしか喋らないし話すことなんかないからね


「いただきます。」


お父さんとお母さんが座り挨拶を交わし
朝食を食べ始める








「ご馳走様でした。」


私は少し朝食を残し、席を立った


「麗華!お父さんと一緒に行かないか?」


お父さんは私がダイニングから出る直前に大声で言った


私は振り返らず、冷たい声で


「ごめんなさい。1人で行きたいの。
行ってきます。」


と言ってまた歩き出した


お父さんの顔が見えないように振り向きはしなかった


早く行こう


私は早歩きで車へ乗った








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