クール系女子の2度目の恋
さっきの完全聞き流されてたのか…と少しションボリするこのダル絡み系男子


「もーいーや。他の質問するね!なんで男子校にいるのー?ここにいるはずないんだもーん。」


スルーされたからもーいっかと諦め、
また違う質問してくる。


何で反応したからって何の質問にも答えるみたいになってんの?


…それにわたしだって来たくて来たんじゃないし


無視すると余計うるさくなると思った私は


「…あなたに話す必要あります?」


と素っ気ない返事をした


さっさと言わないからか


少しムムッとめんどくさい感じがしたが、この人は笑顔を作って


「だって気になるもーん。おーしーえーてーよっ!…お願い。誰にも言わないから…」


最後らへんは耳元に近付き、甘く囁いた


でもそんなの私に効くはずがない
かわいいからって
誰にでも使えると思ってんの?


「ふーん。へーそーですかー。」


棒読みで答える麗華。


こーゆー終始ニコニコしてるの1番嫌いなんだよね。


「ふーんて「ほーい出席番号順に座れー。」


「ッチ。座ろ!」


一応最後は笑顔だったけど、自分の話がまた遮られたからさすがに少し怒ってる?


完全に舌打ちしてたよね


話しかけなきゃいい話でしょ






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