Words of farewell...


病室を出て、歩いていると…


あっ…先生?


やっぱ仕事溜まってたんじゃん…

先生の目の前にはファイルの山


手伝ってあげたいけど、私にできる仕事なんてこれっぽっちもない


仕方なく声をかけずに屋上へと向かった…

ガチャ

寒っ!

思った以上の寒さに、私はブルッと身体を震わせた

両腕で身体をさすりながら夜空を見上げると、無数の星が広がっていた

うわ~星綺麗だな…

来て良かった

寒いけど、もう少しだけここにいようかな?


ガチャ


誰?



「ちさちゃん?!」



『先生?!なんで?!』



さっきまで寝てたけど仕事してたじゃん!




「それはこっちのセリフ…しかもそんな薄着で来ちゃ駄目でしょ」



『ごめんなさい…』



「ほらこれ着てな」



といって渡してきたのは先生の白衣



『大丈夫です!それに先生が寒くなるじゃないですか』

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