Words of farewell...
『病気になったら…普通の家庭じゃなくなるの?』
「それは…」
『私のせいで…この家族が崩れたの?』
これが一番気になっていた
お母さんは前と比べ、痩せていた
お父さんも前みたいな明るい笑顔ではなかった
『私が家庭を壊したの?』
「そうだよ…」
『えっ…』
「ちさねぇが家族を壊したのよ」
私のことを“ちさねぇ”って呼ぶのは砂千しかいない…
「砂千!!」
やっぱ…私のせいだったんだ…
「千咲のせいなんかじゃ『ごめんなさい…』
ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…
私のせいで…