Words of farewell...


「今回は脳に酸素が回らない状態が長く続いたので、このままという可能性も捨てきれません」



「そんなっ」



えっ…ちさねぇもう起きないの?



「本人の意志しだいです」



ちさねぇ…



「っ!ありがとうございました…」



「失礼します」



そう言って先生はどこかへ行ってしまった…



「私のせいだわ…千咲が苦しんだのは…」



「母さんのせいじゃない…俺達みんなの責任だ」



『ちさねぇ…もう…起きないの』



「起きるよ…絶対 千咲は強いから」



『亮くん』



「ん?」



『私は…ちさねぇを苦しめてた?』



ずっと気になってた

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