Words of farewell...


『加絵…』



「ねぇ、今の話何?病院って?」



『全部…聞いてたの?』



そう聞くと加絵はコクンと頷いた

隠せないな…



『誰にも言わないって約束できる?』



「うん」



その言葉をきいて、私は加絵に話すことを決意した



『中庭いこうか…亮くんはここで待ってて』



ここだとまた聞かれちゃうかもしれないし…

屋上が一番都合いいんだげと、冬だからしまってるんだよね



『まず、私…病気なんだ…』



「えっ…なんの…?」



やっぱそれきかれちゃうか…



『“癌”』



「治るよね?」



『…。』



「ねぇ…嘘だよね?そんなの…残酷すぎる…」



そうだよ…現実は残酷だ…

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