Words of farewell...
「学校やめるとか言わないよね?」
『やめはしないよ』
でも…もう来れない…
「な~んだ!学校やめる以上に悪い話はないよね
安心した!」
『これから話すことは、全て本当です 嘘は一つもありません』
激しく鼓動している心臓の音を“大丈夫”と自分に言い聞かせ、落ち着かせた
『学校はやめません でも、学校に来るのは今日が最後です』
「えっ…どういうこと?」
『私は、病気なんです』
「治らない病気なの…?」
ここで私は“癌”とみんなに伝えていいのかな?
なぜか迷ってしまう
話すって決めたのに…
迷ってしまう自分が嫌だ…
『“癌”です…』
「でもっ!癌なら治るよね?」
『私の癌は…治りません…』
「そんな…っ!」