Words of farewell...
「頼む…娘の最期の我が儘なんだ」
お父さん…
お母さんの肩を抱き、顔を歪めている
「分かりました」
そう言って、亮くんの顔を徐々に近づいてきた
チュッ
と言うリップ音で幸せを実感した
『あり…が…と…
あの…ね…わ…たし…みん…な…の…こと…が…大…好き…だよ』
数えきれないほどある感謝
受け止めきれないほどの愛情
いくつもの尊敬
全てを伝えたい
でも、それは出来ない
だからせめて伝わって
私が一番伝えたい気持ち…