Words of farewell...


「こんな状態なのに一人で帰すわけないでしょ?」



『大丈夫だから』



と一言残し、教室に鞄を取りに行くと、みんなずぶ濡れの私を見て不思議そうな顔をしていた

察しがついた人達は笑っていたけど…

その場からすぐに立ち去り、校門に向かうと、何故か夏川君が立っていた



『何?』



「送る」



『いいから』



「それでも送る」




貴方は…



『なんで私に構うの?』



「き……ら…よ」



『えっ?』



何て言った?

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