Words of farewell...


歩いていくにつれ、周りが騒がしくなってきた

何故か重い瞼を開けると…



「ちさちゃん!」



先生?

夏川君は?


あっそっか…


別れたんだ…


まだ夏川君がいるんではないかと期待してしまう自分がいる



「ちさちゃん 息苦しくない?」



『大…丈夫…です』



なんか異常に喉が乾いていて、声がうまく出せない



「喉乾いたよね?水飲んでいいよ」



そう言ってあまり身体に力が入らない私を支えながら、水を飲ませてくれた



『ありがとうございます』



「大丈夫だよ あのさ、ちょっと聞きたいんだけど、倒れたの覚えてる?」



倒れた?

んー…


あっ!



『思い出しました』

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