Words of farewell...
「俺はさ…めっちゃ寂しくて、辛くて…会いたくて…触れたくて…
千咲は違った?」
私は…
『私だって…私だって会いたかった!
病気だって分かったとき、初めに夏川君の顔が浮かんだ!
自分からふったくせに、会いたくて…触れたくて…慰めてほしくて…
何回も…“好き”って伝えたくて…
でも伝えちゃいけないんだって思って…』
私の涙は、拭っても拭っても溢れてくる
近づいてくる彼に抱きつきたくて…
でも勇気がなくて…
「わかったから…もう…伝わったから…」
その声と同時に感じた温もり…
私がずっと求めていた、この暖かさ…
「言い方変えるね
俺と付き合って」
『良いの?私で…』
「千咲が良いの
さっきも言ったけど、千咲のいない世界に魅力を感じない
だけど、千咲がいる世界は、魅力に溢れてる」
私も…気持ちに応えなきゃ