私-前編-
確かにあの時はまだ小さかったけど、耳の下のホクロ


自己紹介の時に緊張してたのか

緊張した時に髪の毛触るその仕草。


絶対アキやん!!!!


そんな事をグルグルと考えてるといつの間にかHRは終わっていた―



「……み

……あみ!!」


『うわっっ!ナツ?』


夏海がずっと呼んでいた事にも気付かなかった…



「どしたん?ボーッとして。
…あっ!高原の事気になるとか?」


夏海がニヤけながら言った。



『ばっ…何言ってるん!?
んな訳ないやん!!!!』


ハッ…

「……」


あまりに図星?だった為
ついキツイ口調になってしまった。




『ごめん………ナツ?
…昼聞いて欲しい事あんねん。』


私が申し訳なさそうに言うと夏海は笑顔に戻った。

「うん!じゃあお昼屋上で弁当食べよ!

……って弁当忘れたんじゃ……?」



『アハハ…まぁまぁ…
その時話すから!』
< 10 / 345 >

この作品をシェア

pagetop