私-前編-
考えたくなかったので、お客さんに電話をかけた。



誰にしようか迷ったが、1番話し安かった泉さんにかけた。

少し酔うとタチが悪いが、優しくて良い人だ。


そして、同伴の約束をして準備をした―…



この同伴の約束がとんでもない事になるなんてこの時は思ってもいなかった―…



私は用意を済ませると、美優に同伴だからとメールをして、泉さんとの待ち合わせ場所へと向かった―…


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『おはようっ』


「おはよ。腹減ってないか?」


そう言って泉さんと私は居酒屋に入った。



私は店でも飲まなければいけないからとウーロン茶を頼んだ。

泉さんは初めはビールだったが、焼酎に切り替わり、飲むペースも早かった。



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