私-前編-
「華……そろそろ…」

泉さんが言った―…



やばい…―



そう思った時にはすでに遅く、泉さんは軽々と私を抱き上げてベットまで連れて行かれた―…



激しく酒臭い息をかけられながら、キスを迫ってくる―…


『……いやー!!ッッ…―』


そんな抵抗も虚しくキスをされ、セーターの中に手を入れられて、胸を触られた―…


『…イヤッ…やめ…』

泉さんはおかまいなしに私の胸を触り始めた―…


私は涙を堪えて、唇を噛み締めて我慢した―…


アキ…

……――もぉ…だめだよ…―



泉さんの手が、スカートの中に入ってこようとした時、覆いかぶさっていた泉さんが横になった瞬間私は思いっきり股間を蹴った―…




うずくまる泉さんを見て私は逃げようとした―…


「警察に言う…からな」


『13歳とヤッたら逆に泉さんが捕まるよ』

睨みつけて言った―…

泉さんは私が13歳と言う事に驚いたのか、ポカーンとしていた―…


きっと未成年でも17歳位だと思っていたのだろう―…


私はカバンを持つと、部屋を出ようとした―…


その時だった―…
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