私-前編-
仕事は順調だった―…


お客さんは可愛がってくれるし、店の人はいい人ばかり。



たまに辞めたくないと思う時もあったくらい…






そして明日でラストだ―…


私はお客さんや、女の子には辞める事を告げなかった。

知ってるのは、美優、松本さんだけ。





そして最後の日―…


給料日後と言う事もあってか、オープンから店は忙しかった。


私は泉さんの件以来同伴や、アフターは一切しなかった。


男の人はいつ、どんなタイミングで豹変するかわからない。


まだ14歳の私は恐かった。



この日も私は最後まで仕事を頑張った。




そして私は“華”から亜美に戻るのだ―…





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