私-前編-
「アキが親父に毎日謝りに行っててんぞ。
…親父はもうわかったって言っても、亜美が帰って来ても、居場所聞き出したりせんと、自分から話すまで待ったってくれって言うてた。」
『………アキ……』
私は涙をグッと堪えた。
アキ―…
どうして?
私…あんなヒドイ事したのに……
アキは兄にも同じ事言ってたらしい。
兄は居場所知ってるなら今すぐ連れ戻しに行くって言ったが
アキが待ってあげてって言った。
何で………?
ねぇ、アキ?
ありがとう―…
…親父はもうわかったって言っても、亜美が帰って来ても、居場所聞き出したりせんと、自分から話すまで待ったってくれって言うてた。」
『………アキ……』
私は涙をグッと堪えた。
アキ―…
どうして?
私…あんなヒドイ事したのに……
アキは兄にも同じ事言ってたらしい。
兄は居場所知ってるなら今すぐ連れ戻しに行くって言ったが
アキが待ってあげてって言った。
何で………?
ねぇ、アキ?
ありがとう―…