私-前編-
兄は荷物を私の部屋まで運んでくれた。


私はナツに電話をかけた―…

「もしもし?」


『亜美やけど…
ナツごめん。…今帰って来てん。』

「うん!…おかえり!」


ナツは絶対に怒ってるか、呆れてると思っていたのに…



ナツもアキに言われたと言っていた。



“亜美の親友は吉田だけやから、何があっても見捨てんといたって―…”


アキ…………



どーして!?



< 141 / 345 >

この作品をシェア

pagetop